WORKS

商業施設
空間演出

最高の素材を最高な時にだけ。贅を尽くした「和える」空間デザイン(東京ミッドタウン)

2020.4.2

開業以来、世界に向けた「JAPAN VALUE」の発信というビジョンを掲げ
街づくりを行う東京ミッドタウン。
海外や地方からの旅行客の観光スポットとして、また若年層からシニア層まで幅広い年代が楽しめる上質なショッピング施設として欠かせない東京をリードする存在です。
OASEEDSが提案したのは「和える」空間デザイン。
日本の職人たちの手で大切に育まれた植物と、
自然との調和を重んじる日本庭園の美しい造形や季節感を、
東京ミッドタウンの空間に融合させることをテーマとしました。
私たちが目指したのは、日本らしく、みずみずしい生命の温度を感じる贅沢な空間づくりです。
(2019年6月)

CONCEPT

~最高なものを 最高な時にだけ~

植物の装飾はメンテナンスとして「定期的に」交換するのが当たり前。
ですが、その当たり前から離れ冒険に出た時にこそ、ユニークな美は誕生します。
今回の空間デザインでは、それぞれの植物が最良の状態の期間に限り使用するという、
自然に習い、あえて「不定期な」ものとすることで、
より細やかで、豊かな季節感を表現しています。
素材も逸品。第一園芸が培ってきた全国の生産者とのつながりを活かし
存在感のある良質な植木を選定しています。
最高のものが最高の状態の時だけにみせる輝きを味わう、ラグジュアリーな空間です。

SPECIAL FEATURE

~多様性と色のグラデーションで魅せるボタニカルアート~

3階の休憩スペースには、ガラスケースに植物を並べたアート風装飾を展開しました。
天井から差し込むあたたかな陽射しが植物をやさしく包みこみます。
館内装飾では珍しい品種を多く取り入れた、バラエティ豊かな植物たち。
季節ごとのテーマカラーに沿って、色の濃淡や質感の違いで魅せる
華やかでありながら上品さを感じさせるデザインです。
自然と職人の技術が生み出した植木はまさにアート。
人々の心を豊かにする空間デザインです。

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