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オーストラリア・ハットラグーンの朝焼けに見立てる(第一園芸2026年カレンダー1月)

2025.11.26

2026年の第一園芸カレンダーのテーマは、「世界の絶景を、花で旅する一年」。
第一園芸アカデミーの特級・一級メンバーが、世界各地の絶景を花で見立てた作品を制作しました。

1月の作品は志村紀子が担当し、西オーストラリアにある塩湖「ハットラグーンの朝焼け」をイメージしました。

CONCEPT

■ハットラグーンとは

ハットラグーン(Hutt Lagoon)は、西オーストラリア州のコーラル・コーストに位置する絶景スポットで、パースから北へ約500kmに広がる塩湖です。
この湖の最大の特徴は、その幻想的な色彩。季節や時間帯、日差しの角度によって湖面はレッド、ピンク、パープルへと劇的に変化します。
こうした色合いは、湖に生息する藻類(ドナリエラ・サリナ)の影響によるもので、自然が生み出す「奇跡のパレット」と呼ばれるほど。
特に朝の時間帯は、湖面が最も鮮やかなピンクに染まる瞬間が訪れると言われています。
その儚く美しい一瞬を、花々で表現したのが今回のアレンジメントです。

SPECIAL FEATURE

■デザイナーコメント
朝焼けに染まる奇跡の時間を切り取り、様々なピンクの胡蝶蘭を中心に、グラデーションや重なりで表現しました。

■主な使用花材
胡蝶蘭、アンスリウム、バラ、アスチルベ、スイトピー

■志村 紀子│Noriko Shimura
国内を代表するホテル、外資系大手ラグジュアリーホテルのウェディングやパーティー装花に携わり、帝国ホテルプラザ店で活躍。現在は第一園芸を代表するデザイナーとして、Noriko Shimuraブランドを展開。他にも社内スタッフ教育部門の講師、対外的なワークショップ講師、各種商品提案、空間装飾のデザインなどを担当している。

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