今回のタイトルは「草木萌動（そうもくめばえいずる）」です。
『草木萌動』とは、二十四節気の七十二候で、草木が芽吹き始める三月ごろを表します。
左から右へ流れるように、冬から春にかけ季節が移ろう様子を日本庭園の美しさを再現する伝統的な坪庭として表現しました。
日本庭園によく利用される白川砂利と共に当社担当の庭園管理で発生した端材を用い、レンガや鉄平石といった細長い材料の小端を見せるように重ね合わせて積み上げる伝統技法の「小端積み」を取り入れています。
和洋にとらわれない花材を使うことで、季節の移ろいを表現しつつ和の象徴でもある日本庭園を現代のオフィスへと調和させました。
進化にチャレンジしながらも伝統技術を継承する趣ある装飾をぜひお楽しみください。

■SDGsポイント
①竹を利用したサステナブルな装飾
竹は放置竹林として社会問題化している反面、短期間で急速に成長し木材よりも潤沢に資源が供給できる素材です。近年は持続可能な素材として注目されおり、竹を使うことで「目標13 気候変動に具体的な対策を」、「目標15 陸の豊かさも守ろう」の目標に貢献しています。
②廃棄予定の蔦を再利用
古くから民具や衣服の材料、鑑賞用として用いられてきた蔦植物をデザインに取り入れ、廃棄される予定だった蔦を再利用することで「目標12 つくる責任 つかう責任」、「目標15 陸の豊かさも守ろう」の目標に貢献しています。
③ウェルビーイング向上への取り組み
季節感を取り入れた空間、スタッフのアイデアをカタチにする場所や機会を与えることで技術の向上や人材育成、コミュニケーションの強化などが促され「目標8 働きがいも経済成長も」の目標達成に貢献しています。

制作の様子は以下のアカウントでもご紹介しています。

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